| 新しい年を迎えて今後の進め方について
新春の候、貴職におかれましては、益々ご健勝のことと拝察いたします。 日頃は何かとご指導賜り心から厚く御礼申し上げます。 昨年来、世界を席巻している新型コロナウイルス感染症は、その終焉について不確定なものとしつつあります。 しかし、私たちはこれらの現状を把握し、さらには専門的知見を集積して、できる限りの前進をしなければなりません。 今年の鏡開きは、例年にないものとして執り行われました。貴台の英断に感謝申し上げます。私たちは受け入れる準備が整わず参画できなかったこと、ご容赦下さい。次回のリモートには万全の準備で参加させて頂きますので宜しくお願い申し上げます。 さて、貴台から今後の一般社団法人心身統一合氣道会としての今後の組織展開について述べられました。 全国に心身統一合氣道の普及展開であります。基本構想は示されましたが出来ますれば基本計画・実施計画につきましても示されて情報の共有とされますことが必要かと思慮いたします。 私たちは五か年計画として、台湾への普及です。台北教室は一応の形は出来上がっております。台北教室の完成と台南教室、花蓮教室、高雄教室の新設に向けて取り組みます。花蓮教室は既に小堀氏に引き継いております。 次にわが国においては、京都府宮津教室、与謝野教室、峰山教室。兵庫県豊岡教室の新設。
実施計画 ○ 台湾計画 @ 台南教室……台南市長・台南市政府観光旅遊局長郭貞氏と協議 A 高雄教室……高雄市長・高雄市合氣道場主宰呂氏と協議 ○ 国内計画 @ 京都府宮津教室……宮津市武道館借用、待機会員との協議 A 与謝野教室……与謝野市立武道館借用、待機会員との協議 B 峰山教室……峯山市立武道館借用、峰山市社会教育部と協議 C 兵庫県豊岡教室……豊岡市立武道館借用、豊岡市教育委員会と協議 いずれに致しましても、コロナ禍が沈静してからの実働となりますことを申し添えます。
新年にあたり 私の約五十年にわたる合氣武道との共生は、四無量心を実践することにありました。特に「何のために行うのか」について明確につたえることが必要です。即ち、理念は「争わざるの理」目的は「人格を造る」ことにあります。 その為には、心身統一合氣道を世に広めようとする指導者は、争わざるの理とは何か、人格を造るためには何をすればよいのかについて、熟知していなければなりません。心身統一道はその為に存在するものと思慮いたします。 詳しいことは省略させて頂きますが、「何のために生まれてきたのか。今何のために生きているのか。こころとは何なのか。について俗説ではなく真理を理解することから始まります。即ち心身統一道の真髄であります。 植芝盛平翁、中村天風翁、日野鐵叟老師、藤平光一宗主、安岡正篤師…から出会いと共に多くのことを学ばせて頂きましたことは、感謝に堪えません。 私は延べ約四万九千人の人との出会いで多くのことを学ばせて頂きました。 これからも真理を探究して参ります。ご指導ご鞭撻のほど宜しく願い申し上げます。 以上
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